ワキガは必ずしも敬遠されるものではない
ワキガの臭いというと誰からも敬遠されるように思われがちですが、中には少数ですが男女問わずワキガの臭いが好きだという人もいます。
ワキガの臭いは、フェロモンだと言うワキガフェチの人さえいます。
また自分のワキの臭いを嗅ぐと落ち着くという人もいます。
欧米では、ワキガの臭いを性的魅力のひとつととらえるところもあり、ワキの臭いの少ない日本人やアジア人は物足りないとさえい言う人がいるほどです。
所変わればいろいろです。
もともと動物は、独自の臭い(フェロモン)を発散して異性を惹きつけます。
人間はアポクリン汗腺のある場所は、ワキや性器周辺など限られた場所にしかありませんが、人間以外の哺乳類は全身にアポクリン汗腺があります。
それは、臭いを発することで縄張りや異性を惹きつけるフェロモンとしての役割があるからです。
ワキガはそういったフェロモンとしての名残であると言ってもいいと思います。
こんな話があります。
ワキガ体質の人で猫を飼っている方の中で気づくことなのですが
猫はワキガの臭いがどうやら好きなようです。
ワキガの方の証言によると
猫は、ワキガの臭いのついた衣類のワキの部分をペロペロしたり
体をこすりつけたり
抱いてあげるとワキの部分に顔をうずめて喜ぶそうです。
猫にしか感じないある種のフェロモンが出ているのかも知れません。
臭いで異性を惹きつけあう役割が少なくなった人間は、ワキガの臭いは異臭ととらえられるようになり、フェロモンとして役割を果たさなくなったために、嫌う人が増えてしまいました。
また日本では、ワキガ体質は少数なためにさらに敬遠される環境にあります。
しかしそんな中でも、ワキガの臭いが好きだと言う人は必ずいます。
好む人がいて好まない人がいる
この違いの差には何があるのかわかりませんが
推測ですが、ひょっとすると遺伝子の中に、ワキガに対する臭いの感受性の違いがあるのかも知れません。